社長のひとりごとCOLUMN

社長のひとりごと
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2020.05.07 コロナ禍の後にやってくるもの
~日本へ期待~

 4月入社の新入社員の皆さんへ
 数多くの中小企業から当社を選んでいただき、心より感謝します。昨年の「愛たいむす5月号」に『新入社員に送る言葉』があります。当社ホームページを参照ください。期待しています。
 さて、4月24日現在、全世界で約280万人の新型コロナウイルス感染者が出ています。日本では1万3千人程です。中国以外で初めてコロナが大きく報道されたのはダイヤモンドプリンセス号でした。また、春節で日本を訪れた多くの中国人の置き土産があったと思います。それでも、これだけの人数で留まっているのは何故かを考えてみますと、日本は①手洗い、マスクをするなど衛生的②街並みはいつも掃き清められている③握手よりお辞儀が優先などの社会的距離間④食事は内食がメイン⑤ほぼ上下水道が整備され、下水の処理は完璧である、などが理由として挙げられます。これらにより感染者が少ない現状が、世界から大きな注目を浴びつつあります。
 アフターコロナでも心配な次なる未知のウイルスに対抗していく方法が追及されたとき、世界は日本のやり方を学ぶと思います。まず、衛生観念の向上、清潔さの追求が起こり、上下水道の整備、外食産業の許可の厳格化、内食が見直され、自分で食材を購入、調理する文化の台頭等が起こるのではないでしょうか。これらに伴う、建設浄化技術、スーパーやコンビニ等の食材の衛生管理方法、消毒・殺菌機能・香料の付加価値を付けた衛生用品などは、日本には世界に先んじたノウハウがあり、そういった技術の伝播をしていくことで日本経済は回復し、そして、自己中心的な国家に対する国際的な批判がなされ、一帯一路戦略が挫折するなどの可能性があるかもしれません。さらには、「和」の心を大切にする日本人との結束を強くしたい国家が多く現れると思います。日本はアフターコロナを楽しみにしていいのではないでしょうか
 ところで、このコロナ禍は世界経済を狂わせていますが、一方欧州や中国があれほど叫んでいた「CO2」の削減が見事にできています。これが一番の解決の道だったのです。叫ぶ人にとっては正に救世主だったかも知れません。また行き過ぎた工業社会の中であまりにもモノを溢れさせすぎ、世界中の人々と共存することを忘れた先進国に落とされた怒りの「いかづち」かもしれませんね。
 我々は小さなことや当たり前のことを大きく感謝することを忘れてはいけない。吾ただ足るを知る<吾唯足知>。アフターコロナの生き方ではないでしょうか。

合掌

2020.04.06 非常事態だからこそプラス思考でいこう

 2020年の3月14日に記しています。今回の出来事を振り返ると今年1月の中旬ごろに中国武漢から新型ウイルスが発生し、強い感染力をもって、瞬く間に何万人もの感染者を作りだしてしまった。早い時期に武漢は閉鎖され、収束されると思いきや折悪しく、正に中国の民族大移動の時期の春節に重なり、罹患者がそうとは知らず休暇旅行に出かけて、日本のみならず、世界中に新型コロナウイルスをばらまくことになった。日本では、最初のウイルス発生から約2カ月経過した3月には非常事態宣言を可能にする法案が成立し、現在小・中・高校は休校になっている。ビジネス上の言動も相当な規制がかかり、人の往来も極端に減少している。新幹線も乗車率は20%に満たず、多くの運行が中止された。大相撲の春場所は無観客で行われているものの、選抜高校野球は中止。プロ野球も開幕戦は延期、ゴルフの大会も中止されている。残念ながら全世界の興行というものにおいて、同じ現象が起こっている。世界的な経済損失は恐ろしいほど巨額になっているものと思われる。
 この未曾有の事態において、我々は日々どう考えて過ごすのがよいか考えてみる。「すべてに偶然はない」という発想があるが、それは、「あらゆることは、成長・進化のためにやってくる。だから、あらゆることに感謝しなさい」という発想である。これは当社の社訓と深い意味で同じである。我々は過去の未曾有の体験、リーマンショック・東日本大震災・トヨタショック・タイの洪水等がある。いずれも、半年に渡り、グループ会社の経営を揺さぶり続けた。自分は生きた心地がしなかったのを今でもよく覚えている。しかしながら、現在もグループ会社全社は存在している。これらの出来事も今、振り返ればすべて会社の体質を強くするための試練であったといえる。そして何よりも「当たり前の日常」のありがたさを教えてくれたのだ。当たり前に感謝するということである。今回の出来事も必ず終わりが来る。今、コロナ対策をしっかり実行して、グループから一人たりとも羅漢者をださないようにしよう。そして現行の自分の業務を見直して、こんな時だからこそ見つかる無駄な作業を低減しよう。体質を強くするための試練がまた来たのだとプラスに理解しよう。
 今回のことを笑って話せる日が早くやってくることを祈りながら。

合掌

2020.03.06 初動が一番大事
~ラインストップの危機に遭遇して~

 「初動」とは文字通り、最初の行動という意味ですが、この「初動」がとても大事なことと感じた2つの事例がありますので、紹介します。
 一つは今年の1月中旬に起こった事例です。当社のグループ会社の協力工場の塗装ブースでシンナーを計量中に静電気爆発が起き、塗装ブースが破壊されるという出来事が起こりました。
 自動車向けの部品が毎日2,000個以上塗装されるラインで、復旧まで3か月必要という非常事態になりました。すぐに協力工場に対策本部が設置され、関係会社が集合し、携帯電話のスピーカー機能を活用して、バックアップのための話合いが夜を徹して繰り広げられました。まもなく数社の会社が選ばれ、製品を持ち込み塗装トライ、測定がされて、納入が始まり、結果的には納入先に迷惑をかけることなく、特別便も出さずに通常の状態で出荷されました。
 週の前半の事故で、一時はラインストップの危機にも瀕しましたが、あらゆる企業、立場の方が素早く行動した結果、回避することができました。「初動」がいかに大切なことかを身をもって体験することになりました。
 もう一つは、大変な問題になっている新型肺炎です。
 命を懸けて新型ウイルスの存在を主張した医師がいました。この方は偽りを吹聴した、として逮捕されるのです。また当初はヒト・ヒト感染はしない、という楽観的な見解があったと聞きます。その国の役人達が、当初の発生地域に足を運んだり、現地で患者に直接会って専門家たちの話を聴いたりしておられれば、もう少し状況が変わっていたのかもしれません。本当に、適切な「初動」をとることの大切さを痛感させられました。
 日常や社会生活の中でいつもと違うことが起きたら、現地へ行って、注意深く見る、人に相談する、そして、しかるべき処置をすぐに取るなどの「行動」、すなわち「初動」という言葉を大事にしていきたいと改めて感じております。そして、皆様とその大切さを共有してまいりたいと思います。よろしくお願い申し上げます。

合掌

2020.02.06 脳活トレーニング

 ひとつ決めたことを中々継続できない自分ですが、3年前から『楽読』には、月に3、4回行くようになりました。『楽読』とは簡単に言えば速読です。速読にはひとりでやるものですが、『楽読』は多くの人が集うことで、本の内容を発信しあい、速読する力や熟読する力を養います。
 最初に与えられる本は、ディズニーの「王様の剣」です。内容は王が崩御したイギリス混乱の時代。石の台に刺さった剣が現れます。台には「この剣を抜いた者が次の王である」とありました。国中の力自慢がやってみますが、誰も引き抜くことができません。そこに、しがない召使のワートが登場します。彼は狩りに出かけるのですが、木の上から落ちて魔法使いマーリンに出会います。マーリンに魚、リス、鳥に変身させられ、そのたびに命の危険に襲われますが、その危険を救う人が現れ、人間的な成長を繰り返します。ある時、剣術を競う試合があり、ワートが宿に剣を忘れたため、この石の剣を見つけ持ち出します。皆は、それが「王の剣」と分かり、その試合は中断されます。皆が石の周りに集まり、再びワートが石に戻した後、誰が抜いても抜けません。しかし、ワートが剣を引くと簡単に抜けました。皆がこう叫びました。「アーサー王万歳!」。
 これが、『楽読』の最初のテキストです。物語の面白さに惹かれつつ、人との出会いの大切さ、常に変化する環境下においての小さな気づきを重ねながら、人は知らず知らずの内に成長していくことを、『楽読』は教えていると思っています。
 訓練内容は、まず1分間計測です。1分でどれくらい読めるのか計測します。その内容を短くコメントを作ってアウトプットします。
その後、眼筋を鍛えます。左右、上下、遠近に目玉を素早く動かします。そして、呼吸法で気力を高めます。最後は一番の特色である眺める時間です。英語の2倍速の音を聴き、本の内容をおおまかに視界に入れながら、その内容を捉え、1つのテーマについて自分の思うことを皆に聞いてもらいます。聴きながら、見ながら、話すのです。これを並列処理の時間と呼んでいますが、面白いことに自分でも思ってみなかった言葉がでてくるのです。胸の奥に秘められた思いが殻を破って出てくるかのようです。この時が一番ワクワクします。
 この3年間で、読む時間はあまり変化ないようですが、文章を短い時間で把握する力はついてきたようです。自分にとって『楽読』は脳活トレーニングになっています。皆さんもそれぞれの脳力を高める何かを探し出してはいかがでしょうか。

合掌

2020.01.06 新年を迎えて想うこと
パフォーマンスの分析と評価について

 皆さま輝かしい新年の幕開けを、ご家族の皆様とともに迎えられ心よりお喜び申し上げます。

 先日、弊社関連会社のISOの経営者ミーティングで、ある審査員から「日本人はパフォーマンスの分析と評価が弱い」という話を聞きました。いそのの今年度のスローガンは「笑顔あふれる元気な会社」と「ONE TEAM ONE ISONO」ですが、この4か月を振り返って皆さんのパフォーマンスはどうだったでしょうか?苦しいときも笑顔だったでしょうか?ONE TEAMとして、人のためになることをどれだけして、どれだけ人を喜ばせたでしょうか?

 5段階で評価してみましょう。自分の評価としては「笑顔」は意識して、良くできていたと思いますので、評価は『5』。「ONE TEAM 」は継続できていないこともあったので、評価は『4』です。
 このパフォーマンスメジャーを上げるための方法として、「笑顔」は自然発生ではなくて作るものと考えることです。この方法は常に「口角を上げる」ということです。唇の端をキュッと上げるだけで、誰もができます。作り笑いから始めると、不思議に本物の笑顔になります。実はこのことだけで、挨拶がしっかりできるようになったりして、周りの人間関係が好転します。会社全員が本当の笑顔になるならば、どんな苦境に陥っても必ず吹き飛ばせると確信しています。

 「ONE TEAM」は心をひとつにして力を合わせることですが、その前に一人ひとりがチームのために陰徳を積むということです。見えないところで、周りからの評価は一切度外視して、ただひたすら人が喜ぶことを黙々とやる続けることです。この一人ひとりの心掛けがあって初めて言葉のいらない奥深い連帯感としてつながり「ONE TEAM」となるのです。2020年はこの2つのスローガンとその方法を実践してみてください。
 そして、今年は関連会社で行った「1on1」(ワン・オン・ワン)ミーティングをします。
どうすれば「喜々として出社してもらうための会社風土作り」ができるのかを考えていきたく思っています。
 最後に昨年聞いた言葉でベストと思う言葉を記します。

「人の運命とは何か。運命とは宇宙から与えられたエネルギーです。運命というのは身近な関係から人類地球そして宇宙へ垂直(縦)を志向しています。横は一切関係ない。運命は横を見ないで、縦に邁進していくほどに脈動する。横を見れば見るほど運命は去っていく」

 いかがでしょうか。味わっていただきたい文章です。一人ひとりが躍動する運命に出会うことが、会社の成長です。皆さん、本年もすばらしい会社目指して参りましょう。よろしくお願い申し上げます。

合掌