社長のひとりごとCOLUMN

社長のひとりごと
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2022.08.05「是非一度試してみてください」

 人が今を充実して生きるために何が必要でしょうか。常日頃は「感謝力」と言っていますが、「感謝力」を高めるにも多くの経験が必要です。平凡な日常の中でできるだけ多くの体験をし、自分の世界を広げていくことではないでしょうか。

 しかしながら、多くの体験をしろと言われても、忙しい業務を抱えている中で、時間や金銭の制約があり、中々難しいことです。そこで、皆さんに「是非一度試してみてください」は、毎月「愛たいむす」で興味を引きそうな記事を簡単に紹介しています「日本講演新聞」の1カ月だけ、4回分の試読をしてみては、ということです。普通の新聞は、政治・経済・スポーツ欄や3面記事があり、記事の内容も目をそらしたくなるような事柄も掲載されていますが、この新聞は毎週1回発行され、日本中で講演されている、明るく、元気でためになる話をしている方々の内容を要約し、掲載されています。過去にはチベットのダライ・ラマ法王や書道家の武田双雲さんや最近では異色の経営者のアパホテルの元谷芙美子社長らが、紙面を飾っています。その方々の生きざまはもちろん個性が光っているわけですが、共通しているのは、とんでもない逆風を生き抜いて、その結果で「人を愛すること」そして「人の痛みに寄り添うこと」を体得し、人は自分の個性を輝かせて生きており、全員が素晴らしいのだと語っていることです。だから文章に引き込まれていきます。このような優れた方たちのお話を聞いて、自分の世界を広げていってみてはいかがでしょうか。

 自分はこの新聞を知り8年になります。時として、感動し、涙します。年老いてもなお感受性を高めて、毎日を充実させて生きていくためのビタミン剤的な存在としても、毎週届く「日本講演新聞」をいつまでも大切にしていきたいと思っております。ちなみに試読の1カ月は無料です。

合掌

2022.07.05奇跡のリンゴ~諦めない心~

 「奇跡のリンゴ」どこかでこの言葉を聞いたことがありませんか?なぜ奇跡なのかと言えば「2年間そのまま放置しても腐らないリンゴ」だからです。このリンゴは水分が抜けて枯れていき、最後は乾燥したドライフルーツになり、においも甘く残っているということです。

 この「奇跡のリンゴ」はどうしてできたのか? 不思議なお話しがあります。

 青森の木村秋則さんは決めたのでした。「リンゴを栽培するのに農薬を使わない」と。木村さんの妻が農薬散布すると、肌がただれて水ぶくれになり、いつも1週間くらい動けなくなってしまうからです。消費者にも良くないと考えたのです。自然農法を学び始めました。農薬をばったりやめたのです。すると秋になり、リンゴの葉がすべて落ち、たくさんの害虫が発生しました。3年経っても、まったくリンゴは実らないのです。農薬の代わりにあらゆるものを試しましたが、全ては徒労に終わったのです。農薬を使った畑では、青々と葉が揺れています。木村さんの畑だけが荒涼とした風景を呈しています。そして6年目には肝心の木が折れ始めたのです。収入がないので、木村夫婦は庭の雑草を食べたり、昼は農作業、夜はキャバレーのバイトなどをして、日銭を稼ぎました。娘の「お父さんの作ったリンゴを食べたことがない」という言葉が胸に突き刺さり、ついに木村さんは自殺を決心しました。ロープをもち、岩木山に向かったのです。ちょうど首をくくるのに良い木を見つけ、枝にロープを掛けようとした矢先、運命の出会いがあったのです。ふと目を横にやると、リンゴの木が浮かびあがったのです。良く見るとドングリの木で、「何でこのドングリが農薬も化学肥料もないのに、こんなに茂り、実をつけるのだろう」根元を手で掘ったところ実にフカフカと柔らかいのです。土は様々な微生物が息づく、生命のにおいがしたのです。「リンゴの木もドングリと同じような環境にすれば良い。雑草が勢い良く根を張っているということは、リンゴの根も勢いよく張るということ。雑草だけ取ってもリンゴの木は育たない」。それからは、雑草も伸ばし放題にし、ひたすら自然の状態に近づけようとしたのです。2年後、大慌てで木村さんの家に入ってきた知人から、畑一面に咲いたリンゴの花を知らされたのです。

 目的に向かって決して諦めない心が奇跡を生み出す。木村さんだけではなく、誰の身にも起こり得る奇跡ですね。

合掌

2022.06.06「あたりまえ」を見直してみてはいかが

 全てのこと(自分にとって悪いように見えることも)に感謝することは、何にも増して人生を豊かに充実させる方法であることは、この「ひとりごと」の中でも何回も記してきました。自分の周りでも毎日イキイキと、充実して暮らしている方々は、挨拶の声ももちろん大きいわけですが、何にも増して「ありがとう」の言葉を多く発せられます。どうやら「ありがとう」に秘訣があるようなのです。では、どうやったら素直に「ありがとう」の言葉が多くなるのでしょうか?

 人はあたりまえのことほど、それに対する感謝の心を忘れがちです。例えば親の存在です。親はいるのがあたりまえ。子どもを助けて守るのがあたり前だと思っています。ですが、親を亡くしたとき、喪失感と共に、親の存在がどれほど有難かったかを身をもって知るのです。有形で無形でも、知らず知らずのうちに親に頼っている部分は少なくないものです。それを心の負担と感じさせずに「あたりまえ」のようにしてくれるのが、親の偉大なところ、存在感の重さだと言えると思います。また他にも災害が起こって不自由な生活になったとき、あたりまえの普段の日常がどんなに有難い日常だったのか。また大けがをして、何らかの不自由な生活になった時、健常者がどれだけ有難いことであったかなどです。

 曹洞宗永平寺の貫主の宮﨑禅師が「あたりまえ」の姿を端的に表現しています。「あるべきものが、あるべきところに、あるべきように、ある」これが「あたりまえ」の姿です。この「あたりまえ」の在り様こそ禅の悟りそのもの。それ以上有難いものはないのです。素直に「ありがとう」の言葉が出るように、周りの「あたりまえ」のことを一度見直してはどうでしょうか?朝起きたら朝食が用意してある。会社に行けば、普通に机が置いてある。話を聞いてくれる友人がいる。「いま」「ここ」にある「あたりまえ」のことにどれほど自分が支えられているか、あるいは、癒されたり、励まされたり、勇気づけられたりしているか。このことに気付くと心は大きく変わります。家族に対して苛立ったり、仕事をおざなりにしたり、友人関係を疎ましく思ったり・・・といったことが無くなっていくのです。「いま」「この瞬間」が充実していくのです。「あたりまえ」のことをもっともっと大事にしようという気持ちが生まれ、そして、いつのまにか全てのことに感謝する気持ちが芽吹いてくるのです。

合掌

2022.05.06熊本での体験~聞いたありのままのお話~

 古い付き合いの友人とともに、先日熊本市に行きました。
 目的はある公民館で40年にわたり、月に3回程話されている方の「ほんとうのこと」というお話を聞くことでした。着いた公民館は木造建てで、昭和の時代の学校の少しかび臭い匂いがしました。飛行場からの途中どこにも寄らず、各々公民館の1階でお昼を取っていると、ガラガラと引き戸があいて、「いらっしゃい、良く来たね」と労いの言葉を頂きました。お顔には、ほとんど皺もなく、想像通り89歳には見えません。その語り部は大河原一精さん。
 愛知県からの総勢12名と地元の人々で、20名程度の座談会形式の語らいの場になりました。大河原さんは、壁の柱を背にあぐらをかきポツリポツリと話し出します。約3時間に亘って話を聞くことになりましたが、その要旨を記します。

 『今からする不思議な話は、ひとつとして、私の力でしたことはない。すべて目に見えない存在がしたことばかり。そういう存在は皆さんのことも同じく導いています。お母さんのお腹にいたときが自分の原点です。それは両親が共に「人助けがしたい」と強烈に思っており、この気持ちが自分の中には、生まれたときから染みこんでいました。だから、胎教はとても大切です。こんな素晴らしい地球に生まれてくるなんて、素敵だと声を掛けましょう。
 化学工場で、大火があり、絶対消えるはずのない火が、消火器を使わずに消えました。違う化学工場で、実験用のタンクで掃除中バルブの締めが甘く、中に窒素が充満し、作業中の人が、カチカチになり、ひっくり返って伸びていました。皆さんの静止を振り切り単身タンクの中に入り、その方を引き上げて、自分も無事生還できました。両方とも目に見えない存在に聞いたら、「大丈夫、行きなさい」と応えてくれたからです。
 ある会社を経営していた人の話です。出会ったのは30年前。若い頃のその人はお金や家族や仕事、ありとあらゆる心配をしていました。経営が成り立たなくなり、会社を閉めましたが、それでもどんなに苦しくても地球の美しさを思って感謝して、喜べるように努力したら、今は「感謝しかありません。地球というこんな良いところに生まれて本当に嬉しい」と言われます』

 帰りの飛行機で一番大河原さんを良く知る方と偶然隣席になりました。「目に見えない存在」とは精霊のことであり、超自然な存在の「氣」のことだと教えられました。弊社の理念「今こそ地球に恩返し」は全てのことに感謝しようです。「ありがとうございます」を深めることは、最も幸せになる一つの方法であると確信しました。ありがとうございます大河原様。

合掌

2022.04.06営業活動~不思議な生きものを育てる~

 ある知人Aさんから、お話を聴いて、自分の数少ない営業の成功体験を思い出しました。
 それは私が若い時、ご縁を戴き、ある建設会社で働いていた時、建築業での雑事をしながら、ホームセンターで配達したり、増改築の出店を出していました。その出店である顧客から、300万円程度の増築の発注をして頂いたのです。自分の体験や知識から言えば受注できる訳などないので不思議でした。趣味などの話から意気投合したからであろうと思います。営業の面白さに触れた経験でした。 

 さて、その知人のお話のあらましは次のとおりです。
 43歳のときに転職したAさん。住居の水回りのメンテナンスやリフォームを行う会社でした。基本的には週末と休日は休みであったのですが、「困っている人のトラブルを直ぐに解決したい」と考え、用事がある時でも「〇〇時なら行けます」と応答し、できる限りお客様の希望に沿うようにしていました。ある休日のことです。「温水器が壊れた」というSOSが入り、急行し、無事修理が終わった際に、その家に訪れていた近所のおばあちゃんから、「自分では届かない納戸の高い処にある電球の交換をしてほしい」と懇願され、快諾し、交換が終わりました。おばあちゃんは大層喜んで、支払いを固辞するAさんに、支払いせねばと引き下がりません。「実費の150円だけ頂きます」というと、おばあちゃんは何度も「ありがとう」を繰り返し、「また困ったことがあったらいつでも言ってきてや」とAさんは、名刺を1枚渡して家路についたとうことです。

 慌ただしい日々はあっという間に過ぎ去り5年が経ちました。Aさんの携帯に連絡があり、指定の場所に向かうと、そこはおばあちゃんの家でした。連絡の主はおばあちゃんの長女でした。話を聞いてみると、おばあちゃんは2年前に他界し、古くなったこの家のリフォームをお願いする業者を探さねばならなくなりました。途方に暮れて、母のタンスを整理している際に見つけたものをAさんに差し出しました。それは、あの日に出した名刺だったのです。その名刺の裏には、赤いボールペンで、おばあちゃんのたどたどしい字でこう書かれていました。「困ったことがあったら、この人に連絡すること。この人にお願いすれば間違いないから」と。Aさんは最高の受注金額となるリフォームを頂いたようです。

 営業とは人と人が交流する中で、自然発生する絆みたいなものから生まれる不思議な生きものを育てる商売であるかもしれません。

合掌

2022.03.07~ある人の述懐~

 「他の人の目には、私の人生は成功の典型的な縮図に見えるだろう。しかし、仕事をのぞくと喜びが少ない人生だった。人生の終わりには富など私が積み上げてきた人生の単なる事実でしかない。
 病気でベッドに寝ていると人生が走馬灯のように思い出される。私がずっとプライドを持っていたこと、認められることや富は、迫る死を目の前にして色あせていき、何も意味をなさなくなっている。この暗闇の中で生命維持装置のグリーンのライトが点滅するのを見つめ、機械的な音が聞こえてくる。
 神の意を感じる。死がだんだんと近づいている。今やっと理解したことがある。人生において十分にやっていけるだけの富を積み上げた後は、富とは関係のない、他のことを追い求めた方が良い。もっと大切な何か他のこと。それは人間関係や芸術やまたは若いころからの夢かもしれない。終わりを知らない富の追求は人を歪ませてしまう。私のようにね。
 神は誰もの心の中に富によってもたらされた幻想ではなく、愛を感じさせるための『感覚』というものを与えてくださった。私が勝ち得た富は死ぬときに一緒に持っていけるものではない。私が持っていけるものは愛情あふれた思い出だけだ。これこそが本当の豊かさであり、あなたとずっと一緒にいてくれるもの、あなたに力を与えてくれるもの、あなたの道を照らしてくれるものだ。愛とは何千マイルも超えて旅をする。
 人生には限界はない。行きたいところに行きなさい。望むところまで、高峰に登りなさい。全てはあなたの心の中にある。全てはあなたの手の中にあるのだから。世の中で一番犠牲を払うことになる『ベッド(賭け)』が何か知っているかい?
 『シックベッド(病床)』だよ。あなたのために、ドライバーを誰か雇うこともできる。お金を使ってもらうこともできる。だけどあなたの代わりに病気になってくれる人はみつけることはできない。物質的なものはなくなっても再度見つけられる。しかし、ひとつだけ無くなってしまっては再度見つけられないものがある。人生だよ。命だよ。あなたの人生が、どのようなステージにあったとしても誰もが、いつか人生の幕を閉じる日がやってくる。家族を大切に、パートナーを大切に、友人を大切にしてください。そして自分を丁寧に扱ってください。ひとを大切にしてください。」

~アップル創業者 スティーブ・ジョブス
2011年10月5日 逝去享年56歳

合掌

2022.02.04新年の挨拶~中部プラスチックリサイクル協同組合の賀詞交歓会にて

 先月の9日に、中部プラスチックリサイクル協同組合の新年賀詞交歓会があり、冒頭の挨拶でお話させて頂きましたことを掲載させて頂きます。

 2022年の新春を迎え、皆様あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いします。本年度前理事長の植田相談役の『会員を増やしたい』という想いを事務局の原野さんが引き継ぎ、中央会に何度も掛け合い、愛知から中部に名称変更できました。あらためて原野さん、ありがとうございました。
 また、組合活動でリアルに開催できるのは約1年半ぶりで、やはり生身で会い、会話することの喜びはひとしおで、早く通常開催に戻って欲しいとあらためて思いました。

 本年のこの業界におけるキーワードは2つです。ひとつはこの4月から施行されるプラスチック資源循環促進法であり、もうひとつは一昨年10月に発令されたカーボンニュートラル(CN)です。この促進法はこれからワンウエイのプラの使用は有料とする。そしてプラはリサイクルして使うように法令を整えていくことが主旨です。また、CNはどうやら2025年位には、日本にも炭素税が導入されて、スコープ1、2による科学的ターゲットが設定され、それをクリアできない限り、炭素税を今のところCO21トンにつき約1万円程度支払わねばならないということです。岸田総理も先日、カーボンプライシングについて言及されていました。例えば稲沢事業所は、年3,000トン排出しています。すると3千万円支払うことになります。
 この2つのキーワードで、我々には大きなチャンスになっていると言えます。事実、関東方面のプラ展で、ある組合が昨年12月に出展したところ3日間で600社、300人と名刺交換し、廃プラスチックのリサイクル処理の話ばかりだったと聞いています。いかに関心が持たれているかが分かります。しかしながら、今後も新規異業種からの参入も考えると、大競争時代に入るともいえます。40年以上続くこの組合ですが、従来通りのやり方で良いかどうかを見直す必要があると思います。

 本年は寅年。虎は千里を往き、千里を還ると言われています。このチャンスを活かすにはトップ自らが虎のように動き回り、チャンスを広げていくことが必要だと思います。中部の組合員におかれても、あるときは切磋琢磨し、ある時は協業し、地球環境を守るという重大な役割をしっかり認識しながら、今年も前に向いて進んで参りましょう。本年もよろしくお願いします。

合掌

2022.01.06謹賀新年~今年いそのを一文字で表すと~

 皆様、輝く2022年の新年の幕開けです。

 旧年中は大変お世話になりありがとうございました。厚く御礼申し上げます。本年も何卒変わらずよろしくお願いします。

 漢字一文字で、世相を表す清水寺の和尚さんのごとく、私の昨年を振り返って文字に表すと「続」になりました。これは大変嬉しいことなのです。
 ご存じの方も多いと思いますが、父俊雄は継続力がありました。一度決めたら死ぬまでやるという気概で、実際ずっと続けていたことが数多くありました。その点、私は一念発起しても途中挫折することばかりで情けない自分に苦しんでいました。長い間、父に対する劣等感があったのです。父が他界してから、本年も含めて丸6年経過した現在までを振り返り、この間に継続したことが多くなってきたことに気付きました。それは早朝の英会話を聴きながらのウォーキングや掃除、月2回の速読教室通い、月1回の終身教授録の読書会とこのHPのブログの更新等々です。継続する姿を見せることは何にも勝る教えと思っていますが、やっと皆さんにも「継続は力だよ」と話せるようになったのではないかと内心少しだけ自負しています。

 さて、今年の弊社を希望を込めて、漢字一文字に表すと何が良いかと勝手に考えてみました。「動」という言葉はどうでしょうか? 「地球に恩返し~すべてのことに感謝して生きる~」を日々の生活に確実に取り入れながら、一人ひとりが来るべきカーボンニュートラル(CN)時代にどのように身構えて、どのように行動するかがこれから数年で問われます。
 先日「CNのことを考えると、今の企業活動を大きくすればするほどCO2を出してしまい、現在、折角注文が増えているのに、二の足を踏む。その点、御社はいいね。活動を大きくすることが、CN時代を引っ張ることになり、大手を振って活動できますね。羨ましい限りです」と言っていただいた経営者の方がいらっしゃいました。なるほど動脈産業の方はこのように思っているのだとふと気づかされました。 
 長年プラスチックリサイクルという静脈産業に携わり、苦しいときもありましたが、続けてきて良かったと改めて思いますし、静脈産業の時代が来たなと心底思っています。

 今年から更に今までのリサイクル技術を生かして、行動理念に掲げています「社会貢献」のためにそれぞれの持ち場立場で、猛虎のように元気に縦横無尽に動き回る1年にして参りましょう。

合掌