プラスチックには、多種多様な種類があります。この分別を行うことで、再利用が可能となります、このプラスチックには、熱可塑性、熱硬化性に 大きく大別され、ここで再生に用いられるプラスチックは、前者の熱可塑性樹脂内における樹脂分別を意味しこの分別の善し悪しが再生材用途の多様化は勿論、外見、物性に大きく左右します。
  単一樹脂分別の必要性
樹脂にはそれぞれ異なった性質があり、混ざる物混ざらない物、千差万別である。この異質の樹脂が混在すると、異物となり成形不良は勿論のこと、機械物性の低下、外観不良等の多大な問題を引き起こす原因となります。

単一樹脂のおけるグレード分別の必要性
単一樹脂においても、ナチュラル、フィラー入り、繊維入り、難燃剤入り等、機能材が添加された組成の材料が多くあります。この物を混合すると機能が混在し、目的の機能を得ることができなくなり、廃材となります。
 
 
     
  単一樹脂において、色選別
を行うことで用途が拡大
いたします。
例えば、ナチュラル、淡色、濃色、黒等に分色が可能
となります。
 
 
樹脂選別された廃プラスチックには、多くのゴミ、塵の付着があります。このゴミ、塵を水洗することで、異物等の混入を低減できます。特に金属、砂、石の混入が防げます。金属、石が混入した状態で、粉砕、押し出し(造粒)を行うと機械の故障となります。以上の分別、洗浄をおこなって初めて廃プラスチックが再生材になり、プラスチックとしての機能を発揮し、再利用が可能な素材となる。
材料履歴の明確な工程内不良品を同じ製品へリサイクルするのが基本であり、色目、異物の問題が発生し易いため注意し、色目はダークグレー、ブラックが基本である。
色目は、ダークグレーブラックである。
各商品分野によって、再生材の添加率が異なるため、用途を把握し目標の機械物性に合わせた市場回収材、工程不良材または、バージン材との併用で材料設計を行い、顧客要求を満たしたうえでエコマーク申請用材料証明の発行を行う。
  <回収例>  
  P   P  バッテリーケース、自動車バンパー、コンテナ、育苗箱など
  P   S  コードリール、シート類、冷蔵庫、発泡品
  A B S  自動車部品、建材、シート類
  HDPE  灯油缶、コンテナ、ガス管など
プラスチックの成形メーカーで成型時に出る工程内の不良品や、スプルー、ランナーなどを
いいます。樹脂が明確であり、履歴がハッキリとした材料です。リサイクル性に優れます。
  <回収例>  
  P   P  自動車部品、日用雑貨、食品トレイの打ち抜きの端材
  A B S  自動車部品、日用雑貨
  P   S  板の打ち抜き端材、日用雑貨、文具
 
 
 
 
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